大阪・関西万博の中国館で「マカオウィーク」が開幕
- 2025/10/4 8:50
- 澳日関係
マカオ政府旅遊局(マカオ政府観光局/MGTO)が主催する「大阪・関西万博 中国館におけるマカオウィーク」が10月2日に開幕し、3日に会場で公式開幕式が行われた。
同局によれば、本イベントは、同局とマカオ政府文化局(ICM)、中国国際貿易促進委員会文化・観光産業委員会が共催し、MGMチャイナが実施を担い、保利文化グループが全面的に支援して実施しているという。

マカオが万博の舞台に立つのは2010年の上海万博以来15年ぶりで、1999年のマカオ特別行政区の成立(マカオ返還)以来、初めての海外万博参加となり、MGTOでは、今回のマカオウィークについて、創意工夫を凝らした展示、経済・文化交流、ライブパフォーマンス、インタラクティブな体験を通じて、世界に向けてマカオの発展の歩みを紹介する重要な機会と位置付け、多文化都市としての自信と創造性を体現し、中国全体の発展に積極的に参画するとともに、中国とマカオの物語を世界に伝える取り組みを強調するとともに、中国の高度な対外開放における重要な架け橋であり、東西文明交流の場としての役割を改めて示す場にしたい考え。
MGTOのマリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は開幕式のスピーチで、中央政府の強力な支援のもと、マカオは『世界的観光・レジャーセンター』の構築において著しい成果を上げており、これが『一国二制度』の成功を示す証しとしたほか、直近の『2024年中国人海外旅行者満足度指数トップ10』では第1位に選ばれたエピソードなどの紹介を交えながら、世界中からマカオを訪れ、国際イベントに参加し、活気あふれる街の魅力と温かいおもてなしを直接体験してほしいとアピール。

開幕式に続いて、中国館多目的ホールにおいて「中国(マカオ)・日本経済貿易文化交流会」が開催。この会議には、マカオと日本から約100名の業界リーダーや関係者が集まり、文化観光、MICE、クリエイティブ産業分野での協力の可能性について意見交換が行われた。
「マカオウィーク」は(2025年)10月2日から4日まで「Experience Macao(マカオを体感する)」をテーマに開催され、世界遺産や無形文化遺産、祭典を紹介し、中国館の複数エリアを結びつけた「マカオ世界遺産トレイル」を展開。聖ポール天主堂跡や媽閣廟といった象徴的なランドマークを再現した展示に加え、デジタル映像、拓本体験、ポルトガルタイルのワークショップといった多彩な体験、さらにIR施設MGMコタイの常設公演「マカオ2049」に着想を得た創作獅子舞、ポルトガル民俗舞踊や多文化パフォーマンスも披露され、「パフォーミングアーツの街」としての活力を通じ、マカオならではの都市の魅力と文化的風格を没入的に体感することができるという。
























