2月新規住宅ローン貸付承認額減、商業物件向けは増

マカオ政府金融管理局は4月17日、今年(2014年)2月の対住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け新規貸付額が減少に転じたが、商業向けは増。未返済ローン残高については住宅、商業向けとも増。

2月の新規住宅ローン貸付承認総額は25億パタカで、前月比41.7%減。うち、マカオ居民が占める割合は98.0%に。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが41.6%、非居民向けが46.0%のそれぞれ減となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は24.2%増。

未完成物件に対する新規貸付は1億3800万パタカで、前月比68.9%減。マカオ居民向けが96.6%を占めるが、前月との比較では69.1%減となっている。昨年同期との比較での未完成物件用住宅ローン貸付承認額は70.9%増。

商業物件への新規貸付は前月比36.1%増の75億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが99.3%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが44.5%増、非マカオ居民が85.6%減となった。前年同月比では1.8%増。

2月末締めの未返済住宅ローン残高は1,223億パタカで前月比1.0%、前年比23.5%のそれぞれ増。うちマカオ居民が95.1%を占めた。商業物件は同906億パタカで前月比2.6%、前年比24.3%のぞれぞれ増、うちマカオ居民が93.1%となっている。

なお、2月末の返済滞納率は住宅ローンが0.05%で前月と同水準、前年同月から0.01ポイントの下落。商業物件ローンは前月末から0.02ポイント上昇、前年1月末から0.11ポイント下落の0.05%だった。

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

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