マカオ国際空港に新ラウンジ「プラザ・プレミアム・ファースト」がオープン

 空港ホスピタリティサービスをグローバルに展開するPlaza Premium Group(プラザ・プレミアム・グループ)は9月30日、マカオ国際空港に新ラウンジ「Plaza Premium First(プラザ・プレミアム・ファースト)」をオープンした。

 マカオ国際空港のプラザ・プレミアム・ファーストは制限エリア内の出発ゲート10/10A近くにあり、広さは約5000平方フィート(約465平米)。施設は主にラウンジベイ、バー、ダイニングゾーンで構成され、シャワールームや電動マッサージチェアの設置もある。

マカオ国際空港「プラザ・プレミアム・ファースト」オープニングセレモニーの様子。中央が宋海西氏=2024年9月30日、本紙撮影

 同社は10年前からマカオ国際空港で「Plaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)」を運営しており、今回のプラザ・プレミアム・ファーストのオープンで同空港における同社のラウンジは2施設体制となった。

 プラザ・プレミアム・ファーストは世界で香港、クアラルンプール、ジャカルタに続く4番目のオープンで、エリートトラベラーのためのパーソナルなおもてなし、注文を受けてから調理するこだわりの料理、ブランド横断型サービスによる旅行体験の変革と向上をコンセプトとして掲げている。

マカオ国際空港「プラザ・プレミアム・ファースト」のダイニングエリア=2024年9月30日、本紙撮影

 同社は世界各地のラウンジで「Proudly Local」をテーマに所在地域のユニークな文化やグルメを紹介しており、マカオのプラザ・プレミアム・ファーストでもポルトガルチキン、ポークチョップバーガー、エッグタルト、ミルクティー、ポルトガルワインといったマカオ独特のフード&ドリンクを提供するとのこと。

 同社の創業者でCEOの宋海西(ソン・ホイシー)氏はオープニングセレモニー後に本紙含む囲み取材に応じた際、近年マカオのインバウンド旅客はMICE、レジャー、ファミリーとダイバーシティ化が進み、またマカオの統合型リゾート(IR)運営企業が高品質できめ細やかなサービスを提供していることから旅客の要求も高まっている中、コロナ前にマカオ国際空港へのラウンジ増設を決定していたとし、今回のマカオにおけるプラザ・プレミアム・ファーストのオープンは戦略的拡大の一環であり、同社の粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)に対するコミットメントを示すものとコメントした。

マカオ国際空港「プラザ・プレミアム・ファースト」のラウンジベイのイメージ(写真:Plaza Premium Group)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月15日夜、マカオ域内で今年(2024年)11人目の輸入性デング…
  2.  マカオ金融管理局は10月15日、今年(2024年)9月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ生産性・技術移転センター(CPTTM)は10月14日、マカオ招商投資促進局と合同で同月16…
  5.  マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は10月14日、世界各地か…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun