マカオ、2024年9月末の総人口は0.8%増の68.66万人

 マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月5日、今年(2024年)1〜9月の人口統計を公表。

 マカオの9月末時点の総人口は68万6600人で、前年同時期から5300人増(0.8%増)。主な増加要因として、コロナ禍で流出したマカオ居住の海外労働者が戻ったことが挙げられる。総人口に占める女性の割合は53.6%。

 今年1〜9月の新生児数は前年同時期から132人減の2619人。死亡人数は525人減の1862人。婚姻登録数は13件減の2314件。死因は悪性腫瘍(がん)が36.8%を占めトップで、循環器系疾病が24.3%、呼吸器系疾病が16.2%で続いた。

 人口流動については、今年1〜9月の中国本土からの移民数(”単程証”を持つ新移民)が前年同時期から6人増の2445人、新規居留許可獲得者数が128人増の788人。

 四半期比較では、今年第3四半期の新生児数は前の四半期から57人増の910人、死亡人数は29人減の596人、結婚登録数が73件減の652件。また、今年第3四半期の中国本土からの移民数は29人増の874人、新規居留許可獲得者数は118人増の317人。今年第3四半期末の海外労働者数は1263人増の18万2371人だった。

 マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、世界的に見ても極めて人口密度の高い地域のひとつ。昨年の年初以降、アフターコロナで社会・経済の正常化が進んでいる状況。

マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun