IR施設「サンズマカオ」が開業21周年迎える…恒例のタクシー運転手へのランチ弁当配布実施

 マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)が(2025年)5月18日に開業21周年を迎えた。

 サンズマカオはマカオ半島新口岸地区の外港フェリーターミナルに近い好立地にあり、マカオ初の本格ラスベガス型IRとして2004年5月18日にオープン。マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナが開発・運営を手がける。

 サンズマカオは2004年のオープン以来、市民や観光客を送迎してくれるタクシードライバーの存在があってこそ施設の成功があるとの考えに基づき、日々の貢献に対する感謝の意を表し、慰労することを目的として毎年の開業記念日にタクシードライバーへ特色あるメニューで構成されたランチ弁当の無償配布を恒例実施していることで知られる。

タクシードライバーにランチ弁当を配布するサンズマカオ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのダニー・タン氏(写真:Sands Macao)

 同社によれば、今年も18日正午にサンズマカオ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのダニー・タン氏とスタッフが車寄せで到着するタクシー運転手を出迎え、温かいランチ弁当の手渡しを行ったとのこと。同氏は、「サンズマカオの開業21周年の記念日にあたり、毎日マカオの街を駆け巡り、街の各所を繋ぐ役割を果たしてくれる地元のタクシードライバーに特色あるランチを贈り、感謝の気持ちを伝えるという長年続く温かい伝統を引き継ぐことはたいへん喜ばしいことであり、今後も市民と旅客に卓越したサービスと多元的なレジャー体験を提供することで、マカオの持続的な発展に貢献していきたい」とコメントした。

 ランチ弁当のメニューは毎年趣向を凝らした内容となっており、今年は姫松茸・巻貝・魚の浮袋・豚骨のスープ、ソイソースチキン生姜添え、エビ・ホタテ・キクラゲ、みつ豆、レンコンの炒め物、季節の野菜、白ごはん、桃まんじゅう、フルーツだったという。

サンズマカオの開業21周年を記念してタクシードライバーに配布された弁当のイメージ(写真:Sands Macao)

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