マカオ気象台、台風6号が7月20日にかけて再接近見込み

 マカオ政府地球物理気象局(SMG/マカオ気象台)は7月19日午前5時(現地時間、以下同)、台風6号(国際名:ウィパー)がマカオの800km圏内に入ったことを受け、台風警報シグナル「1」(※)を発令した。

 同局によれば、台風6号の中心は19日午前8時時点でマカオの東南東約710キロにあり、中心付近の最大風速は90km/h、中心気圧は985hPaで、約20km/hで西北西の広東沿岸へ向かって進み、マカオには20日にかけて再接近する見込みとのこと。

 また、今後の台風警報シグナルの引き上げ見通しについては、19日午後から夜にかけて3に引き上げる可能性が高い、20日未明から午前にかけて8に引き上げる可能性が中から比較的高いとしている。

 マカオでは、台風警報シグナル8以上が発令された場合、各種交通機関の運休や店舗の休業などの影響が生じる。

 交通機関については、すでに波浪の影響が予想されることを受け、マカオと広東省の深圳(蛇口)及び中山を結ぶ高速船が19、20日の終日運休、マカオと深圳(福永)を結ぶ高速船については20、21日の終日運休が発表済み。マカオと香港を結ぶ高速船についても、台風警報シグナル8がマカオまたは香港で発令されるタイミングで運休となる見通し。陸路の交通機関も含め、最新の運行・運航状況に留意したい。

※:香港・マカオの台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10

マカオ気象台発表による2025年7月19日午前8時時点の台風6号(ウィパー)の位置及び進路予想(図版:SMG)

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