空き部屋シェアサービス、マカオでは違法宿泊施設にあたるか?

近年、自宅などの空き部屋を貸したい人と、短期の宿泊場所を探している人をマッチングするサービスを提供するウェブサイト「Airbnb」が認知を拡大している。同ウェブサイトを検索すると、マカオの物件も確認できた。しかし、これらがホテルや民宿の位置付けと考えられることから、マカオでは違法宿泊施設にあたるのではという指摘もある。

10月8日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。マカオでは一般向けに有償で宿泊場所を提供する場合、厳格な基準に基づいた審査を経て、ホテル営業ライセンスを獲得する必要となる。また、民宿については、現在導入の是非を巡って議論が進められており、具体的なことは何も決まっていない状況。マカオでは違法宿泊施設が不法滞在、違法薬物、売春など犯罪の温床になっていることから、宿泊施設を管轄する旅遊局と警察により取り締まりが強化されている。

これまでになかった新しいサービスであることから、今後政府旅遊局がどのように対応するのかが注目される。

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

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