マカオの失業率、過去最良の1.7%を維持―14年7-9月就業調査

マカオ政府統計調査局は10月27日、今年(2014年)7月~9月の就業調査結果を発表。失業率は1.7%、就業不足率は0.3%で、前回調査(2014年6~8月)と同水準。いずれも過去最良水準を持続している。

同時期の労働人口は39.87万人、労働力参加率は74.0%。このうち、総就業人数は39.21万人で、前回調査と比較して3,400人の増。失業人口は6,600人で前回調査から200人減。初めての職探しをする新増労働力に占める失業人口は3.5ポイント上昇の26.6%となった。

今年第3季の総体失業率は1.7%、マカオ居民失業率は2.3%で、前四半期から横ばい。総就業人口は同8,500人増、うち16-24歳は2,900人増。業種別では建設業就業人数が5,100人増の5.60万人、ホテル及び飲食業就業者数が2,600人増の5.56万人。

今年第3季の就業者の月次給与収入中位数は前四半期と同水準の13,000パタカ(日本円換算:約176,000円)で、マカオ居民に限ると直前期から600パタカ増の15,600パタカ(約211,000円)。業種別ではゲーミング(カジノ)業従事者が17,000パタカ(約230,000円)、建設業従事者が13,000パタカ。

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