マカオレジェンド、14年通期増収減益=VIPカジノ売上38%増

マカオフィッシャーマンズワーフやランドマークホテルを運営するマカオのレジャー大手、マカオレジェンドディベロップメント(勵駿創建)は3月26日、昨年(2014年)通期の業績発表を行った。

同社の通期売上高は前年比2.7%増の18.11億香港ドル(日本円換算:約279億円)、調整後EBITDAは4.4%減の8.42億香港ドル(130億円)、利益は6.1%減の4.78億香港ドル(約74億円)。

マカオ全体のカジノ売上が昨年6月以降前年割れを続ける中、マカオレジェンドが運営するファラオズパレスカジノとバビロンカジノのマスゲーミングテーブル及びVIPルームのゲーミングテーブルによる総売上は0.1%増の12.8億香港ドル(約197億円)と微増となった。このうち、マスゲーミングテーブル売上は4%減の10.94億香港ドル(約168億円)だったが、VIPルームテーブルの売上が38.1%の大幅増となる1.76億香港ドル(約27億円)に達したという。

マカオレジェンドディベロップメントでは、フィッシャーマンズワーフの大規模リニューアルを進めており、今年2月にプラハ・ハーバービュー・ホテルが開業したほか、別の新ホテルや恐竜体験館、パフォーマンスシアター、オープンエア型ショッピングモール及びグルメ施設、クルーズ船停泊施設などの開発を進めている。

マカオレジェンドディベロップメント社は、マカオのカジノ経営ライセンスを有する6社の一角に当たるSJM社のライセンスの下、フランチャイズ方式でファラオズパレスカジノとバビロンカジノを運営している。

マカオレジェンドディベロップメントリミテッドが運営するバビロンカジノ(資料写真)=マカオフィッシャーマンズワーフ

マカオレジェンドディベロップメントリミテッドが運営するバビロンカジノ(資料写真)=マカオフィッシャーマンズワーフ

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は2月13日、消費者権益の保護と市場の秩序維持を目的に情報収集及び市内各エ…
  3.  マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)運営会社は2月13日、同IRのフレンチレストラン…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は2月13日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(20…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun