Uber、配車予約世界一の都市は中国・広州=14年2月に進出、地域本部へ昇格も

世界63ヶ国・地域の350都市でスマートフォン向けアプリを使った配車サービスを展開する「Uber(ウーバー)」だが、配車予約数世界一は中国南部(華南)の中心都市にあたる広東省・広州市だという。

マカオの日刊紙澳門日報が11月17日付紙面でUber関係者のコメントを元に報じた。Uberの広州進出は昨年(2014年)2月のこと。広州市の配車予約数が世界一になった理由として「ユーザーアカウント数が多いだけでなく、利用頻度も高いため」とのこと。また、「広州市民はインターネットを活用した新サービスに対する興味関心が高く、まず試してみようという姿勢が感じられる」とした。現在、広州にはUberの支社があるというが、華南地区本部への昇格も検討しているという。

中国本土では、中国版Uberといわれる「滴滴快的(ディディ・クァイディ)」も勢力を拡大している。

なお、Uberは中国の特別行政区にあたる香港及びマカオでもサービスを開始したが、いずれも当局から「白タク」にあたるなどとして取り締まりの対象とされるなど、苦戦を強いられている。

2015年3月時点のアジアにおける「Uber」のサービス展開都市=11月3日、Uberがマカオで開催した記者会見にて本紙撮影

2015年3月時点のアジアにおける「Uber」のサービス展開都市=11月3日、Uberがマカオで開催した記者会見にて本紙撮影

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