「ミシュランガイド香港マカオ」が創刊11年目…2019年最新版発刊=マカオ19店が星獲得、前回版から1店増

ミシュラン社は12月11日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュランガイド香港マカオ」の2019年最新版を発刊。同日午後、マカオで星を獲得したレストランの発表記者会見を開催した。同タイトルは今年で創刊11年目を迎えた。

マカオでは、マカオ半島中心部に位置する大型カジノリゾートホテル、グランドリスボア内のロブション・オ・ドーム(コンテンポラリーフレンチ)とエイト(中国料理)、コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内のジェード・ドラゴン(広東料理)の3店が三つ星を獲得。ジェード・ドラゴンは前年の2つ星からの格上げ。

2019年最新版で、マカオで星を獲得したレストランの数は前回版から1店増の19店。新たに星を獲得したのはシティ・オブ・ドリームズ マカオに今年6月にオープンした新ホテル棟、モーフィアスに入るアラン・デュカス・アット・モーフィアス(コンテンポラリーフレンチ)=二つ星の1店のみ。このほか、ロブション・オ・ドームは創刊以来11年連続で三つ星をキープする唯一のレストランとなる。なお、今回星を獲得した19店のうち、実に18店がIR(統合型リゾート)などカジノを併設した施設内に入る。

ミシュランガイド香港マカオ2019年版で星を獲得したマカオのレストランのラインナップは以下の通り。(欧文店名のアルファベット順)

三つ星
■ジェード・ドラゴン(広東料理)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
■ロブション・オ・ドーム(コンテンポラリーフレンチ)グランドリスボア内
■エイト(中国料理)グランドリスボア内
※ジェード・ドラゴンが前年の二つ星から格上げ。

二つ星
■アラン・デュカス・アット・モーフィアス(コンテンポラリーフレンチ)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
■風味居(湖南・四川料理)スターワールドホテル内
■ゴールデン・フラワー(中国料理)ウィンマカオ内
■泓(日本料理)ウィンマカオ内
■ザ・テイスティングルーム(コンテンポラリーフレンチ)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
※今年オープンのアラン・デュカス・アット・モーフィアスが初登場。

一つ星
■帝皇樓(広東料理)AIAタワー内
■麗軒(広東料理)ザ・リッツカールトンマカオ/ギャラクシーマカオ内
■オット・エ・メッツォ・ボンバーナ(イタリアン)ギャラクシーマカオ内
■パールドラゴン(広東料理)スタジオ・シティ内
■Shinji by Kanesaka(寿司)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
■ザ・ゴールデン・ピーコック(インド料理)ヴェネチアンマカオ内
■ザ・キッチン(ステーキハウス)グランドリスボア内
■ティムズ・キッチン(広東料理)ホテルリスボア内
■ウィンレイ(広東料理)ウィンマカオ内
■帝影樓(広東料理)アルティラマカオ内
■紫逸軒(広東料理)フォーシーズンホテルマカオ内
※前年から変動なし。

このほか、コストパフォーマンスが高いレストラン(香港マカオ版では前菜、メインディッシュ、デザートのセットコースで400マカオパタカ=約5620円以下が基準)をピックアップする「ビブグルマン」カテゴリーには、ポルトガル料理店や粥・麺の専門店など、マカオの9店が掲載され、掲載件数、掲載店とも前年同様だった。

ミシュランガイド香港マカオ2019年版のビブグルマンカテゴリーに掲載されたマカオのレストランのラインナップは以下の通り。

・陳勝記(広東料理)
・祥記(麺)
・鼎泰豐シティ・オブ・ドリームズ店(上海料理)
・濠江志記美食(広東料理)
・IFTエデュケーショナルレストラン(マカオ料理)
・老記ファイチーケイ店(広東料理)
・六記粥麺(粥・麺)
・カスチゾ(ポルトガル料理)
・陶陶居(広東料理)

「ミシュランガイド香港マカオ2019」で三つ星を獲得したレストランのシェフら=2018年12月11日(写真:Michelin)

「ミシュランガイド香港マカオ2019」で三つ星を獲得したレストランのシェフら=2018年12月11日(写真:Michelin)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  3.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  4.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  5.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun