春節後の閑散期、高級ホテル値下げで攻勢

春節大型連休の年間最大繁忙期を終え、マカオのツーリズム市場はこれから閑散期に入る。コタイ地区の高級リゾートホテルは「買一送一」と呼ばれる1泊すれば2泊目無料のパッケージを売り出すなど、低価格攻勢で需要を開拓する戦略のようだ。

例えば、ヴェネチアンマカオでは2泊で1,698香港ドル(税・サービス料別)となるパッケージを18日から5日間限定で発売した。1泊あたりの平均価格で4つ星、3つ星クラスのホテル並みとなる。ギャラクシーマカオでは、2連泊で価格を20%割り引くなどのプロモーションを展開する。

昨年、コタイ地区に4,000室規模の客室を抱える「シェラトンマカオ」などの複数ホテルを擁するサンズコタイセントラルが開業して以降、マカオのホテル客室供給数が一気に増加。価格や設備、サービス面での熾烈な競争が始まっている。

連泊パックを展開する大手リゾート各社(ヴェネチアンマカオ、ギャラクシーマカオ公式ホームページより)

連泊パックを展開する大手リゾート各社(ヴェネチアンマカオ、ギャラクシーマカオ公式ホームページより)

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