マカオ、銀行の地元中小企業向け新規融資承認額対前年60.4%増…19年上半期

マカオ金融管理局が8月12日に公表した資料によれば、今年上半期(2019年1〜6月)の銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は前年下半期から28.8%、前年同期から60.4%のそれぞれ増となる170億マカオパタカ(日本円換算:約2221億円)だった。

担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は前年下半期から6.2ポイント、前年同期から8.2ポイントのそれぞれ下落となる69.2%。

今年上半期末時点の中小企業融資残高は前年下半期末から4.9%、前年同期末から12.6%のそれぞれ増となる922億マカオパタカ(約1兆2046億円)。前年下半期末との比較における用途別では、建設及び公共事業向けとIT業向けが12.7%、7.6%のそれぞれ増だった一方、レストラン・ホテル及び関連業向けと製造業向けが16.2%、1.1%のそれぞれ下落だった。

融資枠に占める融資残高の割合は79.7%で、前年下半期から0.3ポイント下落、前年同期から2.6ポイント上昇。

今年上半期末時点の中小企業融資の延滞残高は前年下半期末から8.0%増、前年同期末から16.2%減となる4.9億マカオパタカ(約64億円)。延滞比率は前年下半期末から0.02ポイント上昇、前年下半期末から0.18ポイント下落の0.53%。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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