マカオの第7回立法会選挙、直接選挙の立候補者中23人が被選挙資格なし…選管発表

 マカオでは、9月12日に第7回立法会選挙の投票が行われる予定だ。

 マカオの立法会はマカオ特別行政区の立法府にあたり、民選議員、間接選挙議員、行政長官任命議員から成る。議員の任期は4年。第7回立法会の議員定数は前回と同じ33人で、内訳は民選議員が14人、間接選挙議員12人、行政長官任命議員7人。民選議員を選ぶ投票に参加できる選挙人の数は約32万人、間接選挙議員の投票に参加できる法人数は813となっている。

 すでに立候補の受付は終了しており、7月7日に第7回立法会選挙管理委員会が公表したリストによれば、直接選挙へ立候補したのは19グループの159人だった。

 第7回立法会選挙管理委員会は7月9日午後に記者会見を開き、立候補を審査した結果、直接選挙へ立候補した1グループの2人が選挙民ではないことがわかり、また6グループの21人がマカオ特別行政区基本法の不擁護またはマカオ特別行政区に対する不忠誠の事実が証明されたため、これら23人の被選挙資格がないとし、通知を行ったことを明らかにした。

 今回、被選挙資格がないとの通知を受けた者については、7月12日までに選管へ回答および候補の代替を行い、選管が7月14日までに決定、交付するとのこと。

 なお、選管では、個人のプライバシー問題を考慮し、被選挙資格がないと通知を受けた人に関する追加情報は現段階では公表できないとし、今後適切なタイミングで公表するとした。

第7回立法会選挙管理委員会による記者会見の様子=2021年7月9日(写真:GCS)

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