マカオ、北京2022冬季五輪記念紙幣発行へ

 マカオ金融管理局は11月26日、第24回冬季五輪が北京で開催されることを祝し、中国銀行(マカオ支店)が記念紙幣発行の認可を獲得したと発表。

 中国銀行(マカオ支店)はマカオの通貨発券銀行の一角。今回発行される記念紙幣は額面20マカオパタカ(日本円換算:約290円)で、表面には大会エンブレムと中国銀行(マカオ支店)ビル、裏面には短距離スピードスケートの滑走シーン、今大会に向け新たに建設されたスピードスケート競技場「国家速滑館」、マカオを象徴する世界文化遺産建造物「聖ポール天主堂跡」の図案が入る。

 マカオでは、さまざまなテーマの記念紙幣が発行されるが、近年は人気が高まっており、混乱を避けるため、引き換えにあたって事前申し込み制の導入、申し込みはマカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)に限る措置が講じられている。今回の記念紙幣についても、12月1日から23日までの間にマカオ居民がマカオ金融管理局の特設サイトで申し込み手続きを行い、引き換えは翌年1月10日から3月25日かけて行われる予定。

 香港でも中国銀行(香港支店)が北京2022冬季五輪記念紙幣をほぼ同時期に発行する。額面は20香港ドル(約300円)で、図柄についてもマカオ版と異なるものとなる。マカオと同様、申し込みは香港居民(香港居民IDカード保有者)に限られる。

中国銀行(マカオ支店)が発行する北京2022冬季五輪記念紙幣の見本(図版:澳門金融管理局)

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