14年2月全面開放へ—マカオ大横琴キャンパス

横琴新区のマカオ大学新キャンパスがマカオ特別行政区の法律管理の下に新たなスタートを切った20日、マカオ政府社会文化司張裕司長ら一行が現場の視察を行った。張司長によると、新キャンパスへの全面的な自由往来開始時期は来年(2014年)2月頃を予定しているとのこと。

マカオ大学横琴新キャンパスが澳門特別行政区へ引き渡されたことにより、澳門特別行政区の法律の適用範囲が1.09平方キロ拡大したことになる。来年2月の全面開放後、マカオから河底トンネルを利用しての人と自動車の出入りが自由となる。

マカオ大学横琴新キャンパスに関するデータは下記の通り。
・敷地面積:1.09平方キロ
・建築面積:約94万平米
・建設予算:102億パタカ
・建設年数:約3年
・土地使用期限:50年
・収容学生数:15,000人
・単体建築物:62棟
・教室数:350室
・教職員宿舎:15棟(初期オープンは8棟約400ユニット分)
・学生宿舎:書院形式の宿舎8-12棟、各書院450人
・自動車専用駐車場:7箇所、約2,500台分
・バイク専用駐輪場:約1,300台分
・自転車専用駐輪場:12箇所、約1,000台分

新キャンパスを訪れた視察団一行 (c) 澳門大學

新キャンパスを訪れた視察団一行 (c) 澳門大學

河底トンネルを経由してマカオ大横琴キャンパスへ向かう視察団 (c) 澳門大學

河底トンネルを経由してマカオ大横琴キャンパスへ向かう視察団 (c) 澳門大學

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  2.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  4.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  5.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun