中国の原発機密を外国商社に提供…香港の産業スパイに懲役11年の判決=広東省高等法院

中国・広東省当局は3月2日、同国の第三世代原子力発電所の機密情報をめぐる産業スパイ事件についての発表を行った。

マカオの政府系放送局TDMが同日夜のラジオニュースで報じた内容などを総合すると、香港人の男(60)が2003年に外国商社と契約を結び、この会社に対して第3世代原発の入札情報を提供することで、月額報酬及びおよそ450万ユーロ(日本円概算:約5億5700万円)の成功報酬を得ていたという。

男は国家核電(原発)技術公司に勤務する2人に接触して極秘レベルの国家機密を含む10件の内部情報を収集していたとのこと。

広東省高等法院は香港人の男について域外スパイ、国家機密違法提供罪などにあたるとして懲役11年、残る2人にそれぞれ懲役17年、20年の実刑判決を下したという。

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