車検短縮、自家用車6年、バイク3年へ

5日、マカオ特別行政区交通事務局と環境局が排ガスによる環境悪化の防止を目的としてまとめた排ガス規制法案「制訂澳門在用車尾氣排放標準及完善檢測制度」の内容について意見交換を行う一般公聴会が開催された。自家用車の車検期間を6年、バイクを同3年に短縮するなどの内容が盛り込まれた。

マカオでは現在、自家用車、バイクの初回車検が新車登録後10年。新しい法案では自家用車の初回車検を6年目、その後8年目に2回目、10年目以降は毎年(バイクは同3年目、5年目、7年目)とする案を盛り込んでおり、ユーザーのメンテナンス意識の向上による排ガス抑制を狙う。

なお、現在登録済みの車輌のうちガソリン車の90%、ディーゼル車の85%、バイクの80%が新法の規定する基準をクリアするとみられる。新法導入に対し、市民からは概ね賛同する意見が多いが、自動車整備関連業界からは人材不足なども指摘されており、政府は専門メカニックの養成にも取り組む姿勢を示している。また、環境対応車普及への補助金の導入も発表済み。

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  2.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  3.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  4.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun