マカオ政観、ドローンショーを毎年恒例の目玉イベントへ

 近年、マカオ政府観光局(MGTO)がマカオ半島南灣湖を舞台に大規模なドローンショーを開催している。

 コロナ禍による渡航制限及び国際物流の混乱などを受けて、マカオ国際花火コンテスト花火大会が中止となり、その代替イベントとして登場したのがきっかけ。好評を得たことから、以降も複数回開催された経緯がある。

 MGTOは5月11日、ドローンショーについて、毎年恒例の目玉イベントとして発展させる考えを明らかにした。観光とイベント、ITをクロスオーバーさせ、各界が手を取り合ってマカオの観光業のイノベーションと持続的発展を促進していくという。

 MGTOによれば、五・一(労働節)ホリデー期間中の4夜にわたって8回開催したドローンショーの観客数は延べ10.3万人、同局のSNSを通じて視聴した人の数も95万人に近くに上ったとのこと。ショー開催日の人流は通常と比較して5割超増加し、地域経済の振興へ貢献できるものと認められたとした。

大勢の観客で賑わった労働節ホリデー期間中のドローンショーの様子(写真:MGTO)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  3.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  4.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  5.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun