中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が5月下旬以来の300人超え、安徽省が約7割=7/2

(2022/07/03 11:35 配信)

珠江デルタ

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が7月3日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月2日の中国本土における新規市中感染確認者数は75人(前日から37人増)だったとのこと。内訳は安徽省61人、山東省6人、江蘇省3人、陝西省3人、上海市2人。このうち山東省の2人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは260日連続で、21日連続100人以下となった。

 市中の無症状感染例は310人(前日から165人増)。内訳は、安徽省231人、江蘇省56人、山東省10人、遼寧省7人、浙江省3人、陝西省3人。

 無症状を含む新規感染者数は385人で、3日連続100人超、300人超となるのは5月26日以来のこと。

 7月2日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は510人(うち輸入性が300人)で、重症者はゼロ。無症状の患者1249人(輸入性409人)が医学観察下にあるとのこと。

 香港・マカオと隣接する広東省では、5月下旬までに状況は落ち着いたが、近日は香港寄りの深圳市で連日市中感染例が出現している。ただし、2日についてはゼロだった。同市では6月24日から交通関連、密閉空間にある公共施設を利用する際、48時間以内のPCR検査陰性証明または当日検体を採取した証明の提示を必須するなど、防疫対策が強化されている。

 近日、感染例が急増しているのが安徽省の宿州市泗県。2日の同省の感染例はすべて同県から報告されたもの。県内では複数回のPCR検査によるスクリーニングが実施されており、高リスクエリア指定される場所が増えているとのこと。上海市と隣接する江蘇省でも連日2桁の感染例が出現。このうち、無錫市では2日に31人がPCR検査を通じて陽性と判明し、いずれも隔離対象または重点検査対象だったという。このほか、陝西省西安市でも重点対象の検査で感染例が見つかるなど、局地的に再流行が続く状況。

 このところ中国本土の状況が総じて落ち着いてきた一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、7月2日まで16日連続で市中感染確認数が1千人超、6月30日から7月2日にかけては3日連続2000人超となった。マカオについては約8ヶ月にわたって市中感染確認数ゼロを維持してきたが、6月18日深夜から陽性者の出現が相次ぎ、3日午前0時までの累計は784人に。マカオでは19日以降、全市民を対象としたPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングが断続的に実施されており、検査を通じて新たな陽性者の発見が続く。目下のマカオ市中の流行株は感染力が強いとされるオミクロン変異株派生型のBA.5.1とみられる。マカオの状況を踏まえ、地理的に近く、往来も多い広東省珠海市などでは流入に対する警戒が高まっている。

中国・上海(資料)—本紙撮影

中国・上海(資料)—本紙撮影

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