マカオと広東省の税関部門が偽ブランド品に対する合同取り締まり継続方針

マカオ税関(澳門海關)が8月17日に発表した内容によれば、広東省税関当局との連携を強化し、マカオと広東省珠海市との陸路の玄関口において不定期で合同取り締まりを実施しているとのこと。

近日、マカオ税関がコタイ出入境施設で抜き打ち検査強化による取り締まりを実施したところ、1台のクロスボーダー貨物車輌から612点の未申告商品を発見。ボーイロンドン、ダニエル・エシュテル、ナイキ、アディダス、ローレックス、エルメス等のブランドの知的財産権を侵害するとみられる衣料品、靴、ハンドバッグ、腕時計などで、その後の鑑定の結果、すべて偽物であると確認されたという。マカオ税関では、当該貨物の関係者について、知的財産権関連法違反で起訴する方針。

マカオ税関は、消費者利益及び国際観光都市としてのマカオのイメージを保護するため、今後も広東省の税関当局と連携し、偽ブランド品の撲滅に向けた合同取り締まり及び情報交換を継続する方針を示している。

マカオ税関がコタイ出入境施設で貨物車輛から押収した偽ブランド品(写真:澳門海關)

マカオ税関がコタイ出入境施設で貨物車輛から押収した偽ブランド品(写真:澳門海關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  2.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  4.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  5.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun