香港当局、隔離拒否の韓国人女性2人を繁華街で確保=MERS感染者の密接接触者

今月(5月)26日に韓国・ソウルから香港を経由して中国広東省恵州へ渡航した44歳の韓国人男性について、現地の病院でMERS(中東呼吸器症候群)感染が確定したことを受け、香港衛生当局が感染者の移動中における密接接触者の追跡調査を進めている。

香港衛生当局では、密接接触者を一旦隔離する措置を講じているが、感染者が搭乗した5月26日のソウル・仁川国際空港発、香港国際空港行きアシアナ航空OZ723便の隣席にいた18名のうち、韓国人女性2人が検査及び隔離を拒否していた。マカオの政府系放送局TDMが5月30日夕方のラジオニュースで報じた内容によると、すでに香港当局が香港島の繁華街にあたるコーズウェイベイ地区で2人を確保し、特別車輌で新界・西貢地区にある隔離施設に移送したという。

香港の町並み。九龍半島の尖沙咀からヴィクトリアハーバー、香港島のセントラルを望む(資料)—本紙撮影

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