マカオ・コロアン島の新複合施設開発計画、年内にゴーサインか

香港不動産ディベロッパー大手の卓能ホールディングスがマカオ・コロアン島の石排灣地区で予定している新複合施設の開発計画について、今年中にも進展がみられるとの見通しを示したという。

マカオの月刊英字経済誌マカオビジネスが9月25日付電子版で報じた内容によると、卓能ホールディングスが同月23日、今年(2015年)上半期(1〜6月)決算発表レポートの中で、マカオ政府がディベロッパーの計画に対して建設可能要件を規定するアーバン・コンディション・プランを年内にも公布することが予想されるとの記載があったとのこと。

卓能ホールディングスの新複合施設開発予定地は大型カジノIR(統合型リゾート)集積エリアにあたるコタイ地区に隣接。同社は、9044平米の敷地に高級レジデンス1147戸、ホテル、ショッピングモールなどで構成される5棟のビルを建設したい意向という。また、同社ウェブサイトでは、これに併設するプライベートカジノやスイミングプール、クラブハウスを含む別棟も計画中としている。

卓能ホールディングスがマカオ・コロアン島で開発を計画している複合施設のイメージ(写真:「Cheuk Nang (Holdings) Ltd.」ウェブサイトより)

卓能ホールディングスがマカオ・コロアン島で開発を計画している複合施設のイメージ(写真:「Cheuk Nang (Holdings) Ltd.」ウェブサイトより)

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