マカオ〜日本間の航空機往来が35%増…東京・大阪線デイリー化が寄与=2015年マカオ運輸統計

マカオ政府統計調査局が2月1日に公表した最新の運輸統計で、昨年(2015年)のマカオ〜日本間の航空機往来が前年から35%もの飛躍的な伸長を記録していたことが明らかになった。

統計によれば、マカオ国際空港から日本に向けての出発が35.5%増の607回、日本からマカオ国際空港への到着が34.5%増の608回となり、全方面平均の8.3%増を大きく上回った。

往来増の要因として、マカオと日本を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社にあたるマカオ航空が、同年3月に大阪(関西国際空港)、11月に東京(成田国際空港)線を従来の週4往復から1日1便のデイリー運航に移行したことが大きかったとみられる。また、同社がホリデーシーズンを中心に日本各地へ積極的にチャーター便を飛ばしたことも挙げられる。

マカオ航空はまもなく到来する春節(旧正月)ホリデー期間中にも大阪線の増便、北海道(札幌、旭川、函館)へのチャーター便運行を計画しているほか、今年3月28日からの福岡への新規乗り入れ(週4往復)を予定している。

なお、昨年マカオを訪れた日本人旅行客は5.9%減のおよそ28万人だったが、昨今の円安傾向を追い風にマカオでは日本渡航ブームが盛り上がりをみせている。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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