輸出10ヶ月ぶり減―12年12月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は1日、2012年12月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年比7%減の6.8億パタカで10ヶ月ぶりのマイナス、輸入は同2.9%増の66.2億パタカとなった。12月の貿易赤字は拡大し59.4億パタカとなった。

2012年1~12月通年の合計は輸出が前年同期比17.1%増の81.6億パタカ、輸入は同13.9%増の709.3億パタカ。通年の貿易赤字は627.7億パタカ。

2012年通年の輸出先のうち、香港が41.0億パタカ、中国本土が13.7億パタカでそれぞれ前年同期比31.7%、24.7%の大きな伸び、逆に米国が5.1億パタカ、EUが3.2億パタカで同8.7%、17.7%の減となった。

輸入元については中国本土の232.0億パタカ、EUの166.5億パタカがそれぞれ前年比21.3%、7.4%増。品目では消費財が433.6億パタカで12.3%増となり、そのうちゴールド製ネックレスが73.7億パタカで10.7%増、腕時計が51.5億パタカで30.6%増、小型車及びオートバイが33.1億パタカで33.9%増。消費財ではタバコ及びシガーが5.1億パタカで39.7%の大幅下落。この他、資本財の輸入が131.6億パタカとなり、21.5%増。

通年の対外商品貿易総額は790.9億パタカに達し、前年の692.9億パタカから14.2%の増となった。

なお、通年の日本からの輸入総額は42億44百万パタカとなり、前年比8.5%増。商品輸入総額に占める割合は6.0%。

コンシューマーグッズの大半を輸入に頼る(写真はイメージ)―本紙撮影

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