マカオで今年2例目の輸入性チクングニア熱感染確認例出現…患者にフィリピン滞在歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は3月10日夜、同日マカオ域内で今年第2例目の輸入性チクングニア熱感染者を確認したと発表。

 チクングニア熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は約2ヶ月ぶり。

 今年第2例目の患者はマカオ人の女性(20)で、2026年2月15日から3月5日にかけて単独でフィリピンを訪れていたとのこと。フィリピンからマカオへ戻った後の3月8日に発熱、関節痛、頭痛といった症状が現れ、9日公立の診療所を受診するとともに、血液検査を受験。その検査結果が10日に明らかとなり、チクングニア熱に感染していることが確認された。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。患者の病状は安定しているが、公立大型病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂病院)で入院治療を受ける手配がなされているという。なお、患者の家族に類似の症状は出ていない。

 また、同局は患者のマカオにおける主な活動場所周辺(タイパ島のマンション「華寶花園」タワー2、マカオ半島新口岸地区のマカオフィッシャーマンズワーフ、コロアン島のミラマーレストランの半径100メートル圏)へ職員を派遣し、それぞれで蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施予定とした。

 マカオでは、昨年にかけて同じくヒトスジシマカを媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)にも上った。

 同局は今回の発表に合わせ、市民に対して蚊の多い場所や東南アジア、南アジアなどチクングニア熱及びデング熱流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むとともに、発熱、関節痛、皮膚の発疹といった症状が出現した場合、速やかに医師の診断を受けるとともに、正確な居住場所と渡航歴を伝えるよう呼びかけを行った。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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