マカオ、デング熱など媒介するヒトスジシマカの活動ピーク間近…当局が対策強化

 マカオ政府のデング熱予防作業部会は3月9日、マカオ及び近隣地域におけるデング熱及びチクングニア熱流行リスク対策の一環として、2026年度のワーキングミーティングを開催し、前年度(2025年度)実施した各種取り組みの総括とともに、今年度(2026年度)の両熱予防対策プランについて協議を行った。

 マカオにおける昨年のチクングニア熱の感染確認は46例(輸入性38例、当地8例)、デング熱感染確認は36例(輸入性35例、当地1例)だった。また、資料によれば、全世界及びマカオ近隣地域におけるデング熱の流行は深刻で、中でもベトナムでは18万4903例(昨年累計、以下同)、インドネシアでは16万1928例、カンボジアでは6万3016例、タイでは5万7440例、マレーシアでは5万1406例、シンガポールでは4036例、広東省では3991例に上り、香港では59例のデング熱のほか、82例のチクングニア熱感染確認例があったという。

 作業部会では、各地の間の人の往来が頻繁となり、またまもなく4月からマカオでデング熱やチクングニア熱を媒介するヒトスジシマカの活動ピーク期を迎えることから、デング熱やチクングニア熱のボーダーを跨ぐ伝播がマカオの地域コミュニティにおける伝播リスク(輸入性感染例をきっかけに当地感染が拡がる状況)の増が予想され、一層対策を強化する必要があるとした上、今年のリスク対応策として、「家庭における蚊の発生源の除去」、「蚊の室内への侵入防止」、「屋外における蚊に刺されないための対策」の3つに重点を置き、巡回検査と地域コミュニティに深く入り込んでの啓発活動を同時並行で進める考えを示した。

 また、事前に十分な対策を講じるため、マカオ近隣地域におけるデング熱及びチクングニア熱の流行状況を注視していくとのこと。

マカオ政府デング熱予防作業部会2026年ワーキングミーティングの様子=2026年3月9日(写真:マカオ政府デング熱予防ワーキンググループ)

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