カジノ全面禁煙化のマカオ、全47施設のうち34施設が喫煙ルーム設置申請

マカオでは、今年(2019年)1月1日の午前0時からカジノフロアの全面禁煙化がスタートした。喫煙はマスゲーミングエリア(いわゆる平場)とVIPルームのそれぞれに設置された政府認可済みの新基準をクリアした高規格の喫煙ルーム内でのみ可能となる。

喫煙予防及びコントロール法を所管する衛生局(SSM)の発表によれば、マカオに47軒あるカジノ施設のうち、1月8日までに高規格の喫煙ルームの設置申請を行ったのは施設は34軒、喫煙ルーム数は505室に上ったとのこと。このうち、認可済みは378室で、残りについては審査中とした。

認可済み喫煙ルームリストはSSMの公式ウェブサイトで確認できるほか、喫煙ルームの入口にも確認認可番号などが書かれたプレートが掲出されており、認可の有無を容易に判別することができる。

SSMでは、違反喫煙行為の通報のためホットラインを開設しており、カジノ施設のトイレ内における違法喫煙に関する情報等が寄せられたとし、こういった情報をもとに法執行官による巡回場所リストを随時更新し、厳格な取り締まりを継続する姿勢を示した。

大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティ・マカオの高規格喫煙ルームを視察するマカオ政府社会文化庁の譚俊榮長官と衛生局の李展潤局長ら(資料)=2018年11月14日(写真:GCS)

大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティ・マカオの高規格喫煙ルームを視察するマカオ政府社会文化庁の譚俊榮長官と衛生局の李展潤局長ら(資料)=2018年11月14日(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオの衛星カジノ施設のひとつで、マカオ半島南灣エリアのグランドエンペラーホテルに併設するSJM…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は10月30日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対して水際における法…
  3.  マカオでは、地元大手スーパーチェーンの食品売場とみられるラックの中をネズミが動き回る動画がSNS…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月30日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認し…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

10月 2025
   1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
« 9月   11月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年11月号
(vol.149)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun