マカオ返還記念日 中国復帰20周年

 きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから20周年の記念日を迎えた。

 マカオ特別行政区政府はきょう午前8時からマカオ半島新口岸地区の金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式を開催。同日付で第5代行政長官に就任する賀一誠(ホー・ヤッシン)氏が初めて式典の主を務め、会場には中国中央マカオ出先機関の要職者やマカオ各界の代表者らおよそ700人が出席したほか、周辺には多くの市民が集まり、式典の様子を見守った。

 午前10時からは、コタイ地区のマカオドームで中国・習近平国家主席が出席するマカオの祖国復帰20周年大会及びマカオ特別行政区第5代政府就任式典が開催される。習主席は式典後にマカオ特別行政区の新行政、立法、司法官らと会見し、午後にマカオ国際空港から特別機で出発予定となっている。

 なお、マカオとともに中国の特別行政区となっている香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のこと。来年(2020年)は返還23周年を迎える。

マカオ返還20周年記念日の朝に開催された国旗・区旗掲揚式=2019年12月20日、金蓮花広場(写真:GCS)

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