マカオのIRグランドリスボアパレスに武術とAIテーマの体験型施設がオープン

 マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)「グランドリスボアパレス(上葡京)」の2階に1月24日、体験型施設「マーシャルアーツアリーナ(武術天下)」と「AIワンダーランド(AI樂園)」がそれぞれオープンした。

 マーシャルアーツアリーナは中国の四大奇書に数えられる「水滸伝」の登場人物などをモチーフとし、バーチャルリアリティ(VR)などの最新技術を駆使した7つのトレーニング体験を通じ、中国伝統スポーツである武術のエッセンスに触れることができる内容。

「マーシャルアーツアリーナ」エントランス(写真:Grand Lisboa Palace)

 AIワンダーランドでは、AIとの中国象棋や中国囲棋対決、AI音楽、AIアート、VR宇宙飛行、AIロボットとの会話、ロボットダンスパフォーマンスなどの常設コーナーのほか、知育教育講座を順次スタートするとのこと。

 いずれも親子連れでマカオを訪れる旅客にとって、新たな訪問先の候補となりそうだ。

「マーシャルアーツアリーナ」場内の様子(写真:Grand Lisboa Palace)

 入場料(スタンダード料金/60分)はそれぞれ平日130パタカ(日本円換算:約2400円)/土・日・祝日160パタカ(約3000円)、営業時間(現地時間)は午前11時から午後8時まで(最終入場午後7時)。

 このほか、同IRに併設するグランドリスボアパレスホテルのロビーラウンジでは、マーシャルアーツアリーナとのコラボレーションメニューの提供もスタートしたという。

「AIワンダーランド」のロボットダンスパフォーマンスの様子=2024年1月24日本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナ社は、コタイ地区にある傘下のIR施設…
  2.  近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の新口岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リ…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は7月29日、今年(2025年)6月及び上半期(1〜6月)の対外商品貿…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月29日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例…
  5.  マカオは人口約69万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年8月号
(vol.146)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun