開催数、入場数ともに増―2013年第4季C&E統計

マカオ政府統計調査局は2月28日、昨年(2013年)第4四半期にマカオで開催されたコンベンション・エキジビションに関する統計調査結果を発表。開催数は346、総参加・入場者数98.7万人、使用会場面積41.1万平米となった。

第4四半期に開催されたコンベンション数は322、参加者は5.6万人。エキジビションは24、入場者数は前年同期比59%増となる93.1万人に達した。4つの新規エキジビションが20万人以上を集めたため。

23のエキジビション主催者への調査によると、うち13が2回目以降の開催で、参加スタッフ(フルタイム)数は計302名。エキジビション主催者の収入は前年比34%増の1.16億パタカで、主な収入源としてマカオ政府、その他機関からの補助金が81%、ブース貸出が49%を占めた。経費は52%増の1.98億パタカ、会場設営が32%、宣伝・PR費が16%、宿泊及び飲食が12%を占めた。

2013年第4季の出展者は1,941あり、香港からが32%、マカオが28%、中国本土からが23%を占めた。入場者のうち業界関係者は61,794名で、マカオからが35%、中国本土が31%。243のブース出展者への調査によると、商品販売売上が収入の87%、ブースレンタル費が支出の51%を占めたという。

2013年にマカオで開催されたコンベンション、エキジビションは1,030件で、前年から8件増。会議参加者、エキジビション入場者数は203.4万人、総会場面積は83.3万平米だった。うち、エキジビションは66件あり、同27%増となる189.3万人を動員。エキジビション面積は34.3万平米、平均会期は3.2日。コンベンションは964件あり、参加者は14.1万人、平均会期は1.9日。2013年通年のエキジビション主催者の収入は1.80億パタカ、支出は3.00億パタカ。653のブース出展者への調査によると、商品販売売上が収入の90%、ブースレンタル費が支出の56%を占めた。

マカオ政府が主催するマカオ国際貿易投資展覧会(MIF)会場の様子(第17回) (c) IPIM 貿易投資促進局

マカオ政府が主催するマカオ国際貿易投資展覧会(MIF)会場の様子(第17回) (c) IPIM 貿易投資促進局

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