香港→マカオ片道交通費無料キャンペーン、復活初月に約3.8万人が利用

 マカオ政府旅遊局(MGTO)では、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香港→マカオ片道交通費無料キャンペーン「Fly You to Macao」について、今年(2025年)5月1日から復活させている。実施期間は(2025年)12月31日まで。

 同キャンペーンの対象交通機関は、香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港珠澳大橋経由の陸路で直通するクロスボーダーバス「澳門香港機場直達(Macao HK Airport Direct)」及び「噴射飛航(TurboJet)」と「金光飛航(Cotai Water Jet)」の高速船2社の香港とマカオの市街地感を結ぶルート。

 本キャンペーンを利用できるのはグレーターチャイナ(中国本土・香港・マカオ・台湾)以外の「国際旅客」で、日本からの旅客も利用できる。

 同局のマリア・エレナ・セナ・フェルナンデス局長は6月2日、同キャンペーンの復活初月(2025年5月)の利用状況を明らかにした。フェルナンデス氏によれば、復活初月の利用者数は約3万8000人(延べ、以下同)に上ったとのこと。

 このうち、香港国際空港から直接マカオへ向かうクロスボーダーバスの利用者は約7700人で、シンガポール、韓国、インド、日本、フィリピンからのインバウンド旅客が主だったという。

 昨年も同キャンペーンは11ヶ月(2024年2月1日から12月31まで)にわたって実施され、31万人超が利用した。フェルナンデス氏は、本キャンペーンを通じて国際旅客ソースの開拓を進めるとともに、香港との間でツーリズム協力を促進したい考えを示した。

2025年版「Fly You to Macao」香港→マカオ片道交通費無料キャンペーンの告知フライヤーイメージ(図版:MGTO)

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