熊本県が香港事務所開設=くまモン活用、観光誘致と海産・農産物輸出促進狙う

熊本県は9月11日、同日付で香港代表事務所を正式オープンし、記念セレモニーを開催した。香港事務所開設を機に、アジアにおける熊本県の観光誘致及び海産・農産物のプロモーションを図りたい考えという。

香港政府インフォメーションサービス局によると、熊本県は日本最大の農産・海産物の産地のひとつで、昨年(2014)の海外輸出額は過去最高となる35億4000万円に達したという。

熊本香港事務所の西山英樹所長は、熊本県から輸出される農産物のうち、3分の2を香港が占めるとし、香港は熊本県にとって重要な貿易パートナーとした。また、香港の食品市場は競争が激しいことから、香港事務所を拠点に市場需要を把握し、輸出量及び種類の拡大を図りたいと抱負を語った。

なお、同県のキャラクターで営業部長の「くまモン」が親善大使の役割を担い、観光PRイベントなどへの参加を予定しているとのこと。

熊本香港事務所は香港のほか、中国本土、台湾、マカオをカバーするという。

熊本香港事務所が正式オープン。左から土山哲司肥後銀行常務執行役員、西山英樹熊本香港事務所所長、荒木亮熊本県農林水産部経営局流通企画課課長=9月11日(写真:news.gov.hk)

熊本香港事務所が正式オープン。左から土山哲司肥後銀行常務執行役員、西山英樹熊本香港事務所所長、荒木亮熊本県農林水産部経営局流通企画課課長=9月11日(写真:news.gov.hk)

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