MCEローレンス・ホーCEO、マカオの1月カジノ売上「まぁまぁ」=リストラは否定

目下、マカオのカジノ売上は2014年6月から2015年12月まで19ヶ月連続で前年割れ、2015年の通期でも前年から34.3%減となる2308.4億パタカ(日本円換算:約3.4兆円)となっており、大不振の真っただ中にある。

マカオ・コタイ地区及びフィリピン・マニラで「シティ・オブ・ドリームズ」ブランドの大型IRなどを展開する国際カジノ大手メルコ・クラウン・エンターテインメント(MCE)のローレンス・ホーCEOは1月28日、マカオで地元メディアの取材に応じた。マカオの政府系放送局TDMが同日夕方のラジオニュースで報じた内容によると、今月(2016年1月)の(マカオの)カジノ売上について「まぁまぁ」だとし、昨年(2015年)1月も下落、今年もさらに2割以上下落で辛い状況だとし、春節(旧正月)シーズンに上向くことを期待すると回答したという。

なお、リストラ計画の有無についての質問には、リーマンショックに端を発した世界的経済危機があった際にも一切リストラをしておらず、加えて3ヶ月前にマカオ・コタイ地区に新IRスタジオ・シティをオープンしたばかりの中、現在リストラは考えていないとコメント。また、従業員の昇給について取締役会の議題となっているのは確かだが、引き続き検討を擁するとのこと。

メルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー氏共同会長兼CEO(資料)=2015年12月—本紙撮影

メルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー氏共同会長兼CEO(資料)=2015年12月—本紙撮影

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