マカオ 18年第1四半期観光物価指数 前年同期比6.15%上昇…ホテル宿泊費の顕著な値上がりが指数押し上げ

マカオ政府統計調査局は4月13日、今年第1四半期(2018年1〜3月)の観光物価指数が前年の同じ時期から6.15%の上昇となる136.94だったと発表。

同局では、今年第1四半期の観光物価指数を押し上げた主要因として、ホテル宿泊費、飲食サービス費、土産用食品価格の値上がりを挙げた。分類別の価格指数について、宿泊が19.33%、交通・通信が6.57%、食品・たばこ・酒が4.53%のそれぞれ顕著な上昇だった。

なお、昨年第4四半期との比較では3.91%の下落。ホテル宿泊価格の値下がり、冬物男女衣料のセール販売により、宿泊と衣類・履物の価格指数がそれぞれ11.27%、7.97%下落。一方、食品系土産の値上がりを受け、食品・たばこ・酒については1.97%上昇した。

今年第1四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、前の4四半期から3.76%の上昇。このうち、宿泊と飲食の価格指数がそれぞれ14.70%、4.40%と顕著な上昇、衣類・履物は4.56%の下落。

観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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