マカオ、ギアの丘周辺のサクラが70本に…政府が植樹進める=花の見頃は来年2〜3月頃

マカオ政府民政総署(IACM)が8月8日に開催した地域座談会において、マカオ半島の世界遺産・ギア灯台の建つギアの丘(松山)周辺にある松山市政公園及び二龍喉公園一帯で今年(2018年)6月から7月にかけてサクラの木の植樹を実施したことを明らかにした。

IACMでは、3年前(2016年)にギアの丘周辺で20本のサクラを植樹。昨春、今春のお花見シーズンには多くの市民や観光客が見学に訪れ、新たな観光スポットとして脚光を浴びた。

IACMによれば、今回の追加植樹により、ギアの丘周辺のサクラの木の数は70本になり、花の見頃は来年2〜3月頃になる見込みとのこと。

ギアの丘に植樹されたサクラは高温多湿な華南地方の気候に適した「広州桜」と呼ばれる品種で、1つの花が開花してから散るまでの期間はおよそ7日間、1本の木が花を咲かせる期間はおよそ15日間程度という。

ギアの丘の上にある松山市政公園と麓にある二龍喉公園の間は営業距離186メートルで世界最短のロープウェイとして知られる松山ロープウェイで結ばれており、過去2回のお花見シーズンにも、ゴンドラの中から満開のサクラを俯瞰できると人気を博した。

マカオでは、ギアの丘のほかにも、タイパ島の蓮花大橋ガード下にあるサイクリングコース周辺、コロアン島のカートサーキット周辺に「中国紅」と呼ばれる品種のサクラが植えられている。

マカオ・ギアの丘周辺のサクラと松山ロープウェイ(資料)-2017年5月本紙撮影

マカオ・ギアの丘周辺のサクラと松山ロープウェイ(資料)-2017年5月本紙撮影

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