マカオの見本市市場が直近5年間でアジア地域最大の成長…展示エリア面積5割拡大

このほど、国際見本市連盟(略称:UFI、本部:パリ)が2017年版の「第14版アジア見本市レポート」を発出。同年マカオで開催された26のB to B見本市が統計に入り、見本市業界の売上は推計約5400万米ドル(日本円換算:約60.3億円)、展示エリア面積は5年前から5割超の拡大となった。

レポートによれば、マカオはアジア地域で最も短い期間で発展し、かつ最小規模の見本市市場のひとつだが、過去5年間で地域で最も目立つパフォーマンスを発揮したと評価。2013年に14万3000平米だった展示エリア面積は、2017年に52.1%拡大の21万7500平米に達し、アジア地区で最も大きな成長を遂げた。また、各見本市の平均売上は約210万米ドル(約2.3億円)に上り、マカオにおける見本市市場が全体的な経済パフォーマンスを上回ることを示したとした。

近年、マカオでは規模、設備ともに充実したMICEファシリティーを擁する大型カジノIR(統合型リゾート)の新規オープンが相次いでいる。

マカオ貿易投資促進局(IPIM)が主催するUFI認証獲得済みの大型B to B見本市「MIECF」会場のイメージ(写真:IPIM)

マカオ貿易投資促進局(IPIM)が主催するUFI認証獲得済みの大型B to B見本市「MIECF」会場のイメージ(写真:IPIM)

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