マカオ、台風22号の影響で世界遺産「ギア灯台」など一部文化施設のクローズ続く…花火大会も日程変更

9月16日にマカオへ襲来した超大型の台風22号(国際名:マンゴスチン)の影響による強風や浸水が世界遺産を含む多くの文化施設にもダメージを与えた。

マカオ政府文化局(ICM)が9月18日午後に発表した内容によれば、同日までに被害内容の確認及び安全の確保ができた文化施設が相次いで一般公開を再開したとのこと。

なお、配電盤及び照明が浸水被害を受けた内港エリアにある沙梨頭図書館及び魯班先師木工藝陳列館、台風シグナル掲揚棒が破損した世界遺産のギア灯台、倒木などの処理のため閉鎖中のカモンエス公園と黒沙環公園内にある3つの図書館については、現時点で一般公開再開時期が未定という。再開状況については、今後同局ウェブサイト等で発表していくとした。

海事・水務局(DSAMA)が管轄する海事博物館についても台風の影響で空調設備が故障したことを受けて一般公開を一時中止している。

このほか、マカオ政府旅遊局(MGTO)の発表によれば、台風接近に伴い延期となっていた第29回マカオ国際花火コンテスト第3夜(当初予定9月15日)の打ち上げが9月21日に決定。当初予定9月24日だった第4夜は9月25日に変更するとのこと。

台風22号の影響で外壁の一部が破損した世界遺産「聖アントニオ教会」。すでに一般公開を再開している(写真:ICM)

台風22号の影響で外壁の一部が破損した世界遺産「聖アントニオ教会」。すでに一般公開を再開している(写真:ICM)

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