マカオ国際空港で開港30周年記念アート展が開幕…空港内展示の巨大壁画に焦点

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は11月12日、同空港の開港30周年記念アート展「Iconic Artistry: The Terminal’s Icon」の開幕式を開催した。

 同社によれば、同展はポルトガル人を代表する視覚芸術家・画家のひとりとして知られるエドゥアルド・ネリ氏(Eduardo Nery/1938〜2013)が1995年のマカオ国際空港の開港のために制作したポルトガル式タイルを使った壁画をフィーチャーしたもので、スケッチ、色彩研究、グラフィックデザインなどの貴重な資料の数々を展示することで、空港利用者に作品の創作過程やマカオの多様な文化的バックグラウンドを紹介する機会にしたいとのこと。

 この壁画は横幅210メートル、高さ2.1メートルに及ぶ壮大な作品で、現在空港出発ロビーのMフロアに展示されている。神話、海洋氏、航空の発展、そして中国とポルトガルの文化交流から着想を得て制作されたといい、中国とポルトガルの文化的要素が見事に融合し、東西文明の交差点としてマカオが果たした独特の歴史的役割を反映するとともに、両文化の永続的な結びつきを象徴しているとされる。

 同展の開催期間は2026年1月まで、参観無料。

マカオ国際空港開港30周年記念アート展「Iconic Artistry: The Terminal’s Icon」会場イメージ(写真:CAM)

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