2019年版フォーブス香港長者番付トップ50発表…マカオカジノ運営企業オーナーら複数ランクイン

米国の経済誌「フォーブス」は2月13日、2019年最新版の香港長者番付トップ50を発表。過去1年の香港の株式及び不動産市場が軟調だったことを受け、23人が前回から資産を減らした。一方、資産を増やしたのは20人、新規リスト入りは5人だった。

マカオのカジノ運営企業オーナーらも上位にランクインした。マカオのカジノ運営企業オーナーで番付最上位だったのが、前回から3ランクダウンの6位にランクインしたギャラクシーエンターテイメントグループの呂志和会長(89)で、純資産額は前回から6%減の148億米ドル(日本円換算:約1兆6435億円)。なお、同氏の純資産額はマカオのカジノ売上がピークに達した直後の2014年に210億米ドル(約2兆3320億円)を記録したこともある。

以下、MGMチャイナホールディングスのパンジー・ホー共同会長(56)が16%減の46.2億米ドル(約5130億円)で5ランクダウンの20位、SJMホールディングスのアンジェラ・リョン業務執行取締役(57)が11%増の41億米ドル(約4553億円)で2ランクダウンの22位、メルコ・リゾーツ&エンターテインメントのローレンス・ホー会長兼CEO(42)が13%減の23億米ドル(約2554億円)で5ランクダウンの34位の順。マカオカジノ関連のランクイン数は前年と同じ。

なお、ランキングトップは21年連続でCKハチソンホールディングス及びCKアセットホールディングスの李嘉誠シニアアドバイザー(90、2018年5月まで両社の会長)で、純資産額は11%減の317億米ドル(約3兆5203億円)。オイスターソースで有名な李錦記事グループの李文逹会長(89)は資産がおよそ2倍の171億米ドル(約1兆8989億円)となり、11位から3位に大躍進した。

ギャラクシーエンターテイメントグループの呂志和会長(資料)=2018年8月、香港にて本紙撮影

ギャラクシーエンターテイメントグループの呂志和会長(資料)=2018年8月、香港にて本紙撮影

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