マカオ税関が未検疫の乾物を大量持ち込み企図した旅客2人を相次ぎ摘発…燕の巣と魚の浮き袋計55kg分発見

 澳門海關(マカオ税関)は10月12日、同月11日に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設及びマカオ国際空港の税関検査場で大量の未検疫乾物を持ち込みしようとした事案が2件あり、物品を所持していた香港人女性旅客とマレーシア人男性旅客の2人を対外貿易法違反で起訴したと発表。

 税関によれば、いずれのケースも税関検査場を経てマカオ入りする際、申告物なしを意味する緑色レーンを通過したが、税関職員が呼び止め、荷物のX線検査を行った際に疑わしい点があり、中を開けて詳細を確認した際に未検疫乾物物品が見つかったが、いずれも輸入にあたって検疫証明書類を提示できなかったとのこと。

港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設では花膠(魚の浮き袋)22キログラム分=約3万香港ドル(日本円換算:約41万円)相当、マカオ国際空港では燕の巣42箱、22キロ分=9万4000香港ドル(約:130万円)相当がそれぞれ発見されたという。

 税関では、マカオを往来する旅客に対し、マカオへの物品持ち込みルールを理解、遵守する必要があるとし、詳細については税関ホームページを参照するよう呼びかけた。

大量の乾物を所持していた旅客の手荷物のX線検査の画像(写真:澳門海關)

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