中国・湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まっており、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも近日政府が矢継ぎ早に各種防疫対策を打ち出している。。

　マカオでは現地時間きょう（1月23日）午前10時時点で新型コロナウイルス感染者が2人確認されている。

　マカオ政府旅遊局（MGTO）は1月23日、同局が主催するすべての春節（旧正月）祝賀イベントを中止すると発表。当初は毎年恒例となる世界遺産が多く集まる歴史市街地区における巨大金龍の舞、花火大会、国際パレードなどの開催が予定されていた。国際パレードには、鳥取県米子市から「がいな万灯」、「がいな太鼓」、「やんちゃよさこい」で構成される特別チームが日本代表として参加予定だった。

新型コロナウイルス防疫対策の一環で開催中止となる春節祝賀イベントの一例（資料）＝マカオ・セナド広場（写真：MGTO）