マカオ航空、中国本土と台湾路線を2月1日まで大量運休…日本路線は影響なし

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)。世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)は1月27日、同日から2月1日にかけて、中国本土と台湾路線で合計101フライトを運休すると発表。具体的にはマカオと北京(首都/大興)、上海(虹橋/浦東)、南京、杭州、廈門、貴陽、成都、南寧、太原、掲陽潮汕、鄭州、成都、天津、温州、合肥、常州、台北、高雄を結ぶ路線。上記以外の日本線を含む路線に影響はない。

 なお、中国国際航空(CA)と中国南方航空(CZ)線が運航するマカオと武漢の間の直行便については、すでに運休となっている。

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMによれば、近日、マカオ国際空港においても防疫対策が強化して臨んでいるとのこと。昨年(2019年)のマカオ国際空港の年間旅客数は約960万人で過去最多だった。

 本稿執筆時点(マカオ時間28日午前8時50分)のマカオにおける新型コロナウイルス感染確認者数は7人で、いずれも武漢からの旅客。

防疫対策の一環でマカオ国際空港に設置された体温観測装置(写真:CAM)

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