マカオで例年通り海開き…マスク着用して密避けて=遊泳シーズン10月末まで

 マカオでは3週間以上にわたって新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染確認がゼロとなっており、域内の状況は落ち着いているといえるが、厳格な防疫措置は維持されている。

 きょう(5月1日)、マカオでは例年通り海開きを迎えた。10月31日までの遊泳シーズン中、マカオ政府海事・水務局(DSAMA)がコロアン島のハクサビーチ(黒沙海灘)とチョクワンビーチ(竹灣海灘)にライフセーバー及び看護師を派遣して遊泳者への救護サービスを提供する。

 遊泳にあたり、ライフセーバー及び看護師による救護サービス提供時間と、フラッグの種類及び意味合いを再確認しておきたい。

 まず、ハクサビーチとチョクワンビーチにおけるライフセーバー及び看護師による救護サービス提供時間は5月1日から10月31日までの月〜金曜が午前10時から午後6時まで、土曜・日曜・パブリックホリデーが午前9時から午後6時までとなっている。

 フラッグ(図版参照)については、「緑色」が一般安全ルールを遵守した上での遊泳可能で、「黄色」が「遊泳に適さない」、「赤色」が「入水不可」、「チェッカー」が「ライフセーバー不在」を意味する。

 ハクサビーチとチョクワンビーチには無料のロッカールームとシャワーが完備されている。マカオで遊泳可能なパブリックビーチはこの2ヶ所のみ。

 DSAMAでは、新型コロナ防疫対策として、ビーチを利用するにあたってマスクを着用すること、1メートル以上の対人距離を保ち密集を避けるとともに、マスクを破棄する場合は必ずゴミ箱の中に入れて散乱させてないようにし、ビーチの衛生環境保持に留意するよう呼びかけている。

 なお、体育局の管轄下にある公共スイミングプールについては、現在までオープン見合わせが続いている。

マカオ・コロアン島の南部にあるハクサビーチ(写真:DSAMA)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は3月17日、以前勤務していた宝飾店から金製品を盗んだなどとしてマカオの男(30…
  2.  マカオ治安警察局は3月17日、マカオ半島北部にあり、広東省珠海市との主要な陸路の玄関口にあたる關…
  3.  マカオと香港の間は2018年に開通した港珠澳大橋経由、また広東省珠海との間も複数のルート経由で陸…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が3月17日に公表した最新統計によれば、今年(2025年)2月の住宅売…
  5.  マカオ治安警察局は3月16日、マカオ半島新口岸地区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年3月号
(vol.141)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun