マカオ、複数通貨カード普及拡大でクレカ発行枚数増続く…20年第3四半期

 マカオ政府金融管理局は11月6日、今年第3四半期(2020年7〜9月期)のクレジットカード統計を公表。マカオにおける個人向けクレジットカード発行枚数は対前年プラスを維持、決済総額及び返済総額は今年第2四半期からいずれも増加した。

 今年第3四半期末時点におけるマカオの認可機構が直接または間接的に発行した個人向けクレジットカードの総数は148万0649枚となり、今年第2四半期末から1.4%、前年の同じ時期から5.5%のそれぞれ増。増加要因として、ダブルカレンシー(2通貨=マカオパタカ/香港ドル)及びトリプルカレンシー(3通貨=マカオパタカ/香港ドル/人民元)カードの普及拡大を挙げた。決済通貨別ではマカオパタカカードが前年の同じ時期から4.9%増の103万0187枚、人民元カードが9.4%増の35万4234枚、香港ドルカードが1.6%減の9万6228枚。

 今年第3四半期末時点でのマカオの認可機構が発行するクレジットカードの与信総額は今年第2四半期末から2.6%、前年同期末から10.0%のぞれぞれ増となる425億マカオパタカ(日本円換算:約5510億円)に達した。カード債券総額は23億マカオパタカ(約298億円)で、このうち支払い先送り分が未収債券の32.6%にあたる7.6億マカオパタカ(約99億円)。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は今年第2四半期末から0.2ポイント下落の2.2%。

 今年第3四半期のマカオ発行クレジットカードの決済総額は今年第2四半期から12.5%増、前年同期から13.4%減となる52億マカオパタカ(約674億円)。このうち、キャッシングが1.4億マカオパタカ(約18億円)で、決済総額の2.8%を占めた。このほか、利息及び手数料を含む返済総額は今年第2四半期から13.4%増、前年同期から14.7%減となる52億マカオパタカ(約674億円)だった。

 参考までに、マカオの人口は約69万人。マカオでは今年1月末から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する防疫対策が本格的に講じられ、市民生活に不便が生じているほか、インバウンド依存度が高い国際観光都市であるため、経済にも甚大な影響が生じている。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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