マカオ大手不動産開発会社の日本法人、累計投資額が約200億円に…東京都心部中心

 マカオの大手不動産開発会社、信託地産(トラストディベロップメント)はこのほど本紙に取材に対し、同社日本法人の東通不動産投資株式会社の日本における累計投資額が今年(2021年)6月末までに約200億円に上ったことを明らかにした。

 昨年(2020年)の1年間で約100億円を投資し、今年もオフィスビル、マンション、土地など東京都心部を中心に継続的に投資を進めているとのこと。

 今年の案件の中でも、5月に入札で購入した東京・渋谷区恵比寿南二丁目の物件(土地約520平米、建物延床面積約1400平米)は、東京都心部の中でも希少価値が非常に高く、入札には多くの現地法人や不動産会社などが参加して競い、最後に勝ち取った意義のある物件という。今後、改装及び開発を進め、一層のバリューアップを計画中とした。

東通不動産投資株式会社が投資を行った東京・渋谷区恵比寿南二丁目の物件(写真:Trust Construction & Investment Co. Ltd.)

 信託地産の日本法人は不動産投資法人の東通不動産投資株式会社のほか、建築開発法人の東通建物株式会社、管理会社法人の東通コミュニティ株式会社で「東通グループ」を形成。鄭建東氏・桜木翔氏・陳振豪氏が各社の役員に名を連ね、不動産開発営業、フィナンシャルアドバイザー、賃貸不動産経営管理士、ホテル投資開発関連マネジメント等の出身者ら専門家を擁し、不動産投資、建築開発、賃貸管理、ホテル運営を一体的に行っている。

 同グループでは、今後も「無信不立(信無くば立たず)」のコーポレートスローガンのもと、さらなる成長を目指し、事業を拡大して行く意向とのこと。

東通不動産投資株式会社の本社の入る東京・港区の東通新橋ビル(写真:Trust Construction & Investment Co. Ltd.)

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