中国本土、新型コロナ新規市中感染確認1217人…無症状は連日最多更新の4333人、吉林省と上海市が主=3/26

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降も全国的には安定した状況を維持しているが、散発的な市中感染確認例が度々出現している状況。最近の再流行は主にオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)が主とされる。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が3月27日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月26日の中国本土における新規市中感染確認は1217人(前日から63人減)だったとのこと。内訳は、吉林省1071人(長春市633人、吉林市434人、四平市4人)、上海市47人(閔行区15人、嘉定区9人、宝山区6人、徐匯区5人、静安区3人、浦東新区3人、長寧区2人、楊浦区2人、普陀区1人、虹口区1人)、遼寧省28人(瀋陽市16人、営口市7人、鞍山市2人、大連市1人、鉄嶺市1人、葫芦島市1人)、天津市16人(河北区6人、東麗区3人、西青区3人、河東区2人、南開区1人、北辰区1人)、河南省14人(周口市13人、洛陽市1人)、河北省10人(唐山市5人、廊坊市5人)、黒竜江省8人(ハルビン市7人、綏化市1人)、山東省5人(浜州市4人、威海市1人)、湖南省4人(長沙市2人、懐化市2人)、安徽省2人(蕪湖市)、江西省2人(南昌市)、広東省2人(茂名市1人、汕尾市1人)、甘粛省2人(蘭州市1人、天水市1人)、北京市1人(通州区)、江蘇省1人(泰州市)、浙江省1人(湖州市)、福建省1人(泉州市)、雲南省1人(徳宏タイ族チンポー族自治州)、陝西省1人(安康市)。このうち吉林省の103人、天津市と河北省の各6人、遼寧省の4人、上海市の2人、江西省、山東省、甘粛省の各1人の計124人が無症状から感染確認に転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは162日連続。4桁となるのは15日連続。

 市中の無症状感染例についても43日連続で出現し、上海市2631人(閔行区955人、徐匯区327人、浦東新区322人、嘉定区233人、黄浦区159人、宝山区147人、静安区105人、奉賢区85人、松江区82人、普陀区68人、虹口区48人、長寧区27人、崇明区27人、楊浦区22人、青浦区20人、金山区4人)、吉林省1007人(吉林市509人、長春市495人、遼源市2人、松原市1人)、福建省264人(泉州市261人、ショウ州市3人)、河北省142人(廊坊市72人、唐山市70人)、遼寧省82人(瀋陽市41人、営口市25人、大連市13人、遼陽市2人、鞍山市1人)、山東省64人(浜州市47人、イ坊市6人、泰安市4人、臨沂市3人、青島市3人、聊城市1人)、天津市30人(西青区11人、河北区8人、河東区3人、静海区3人、東麗区2人、和平区1人、河西区1人、南開区1人)、江蘇省16人(蘇州市10人、南通市2人、南京市1人、無錫市1人、徐州市1人、連雲港市1人)、安徽省16人(銅陵市10人、蕪湖市4人、合肥市1人、蚌埠市1人)、甘粛省14人(蘭州市8人、天水市5人、臨夏回族自治州1人)、雲南省12人(徳宏タイ族チンポー族自治州8人、紅河ハニ族イ族自治州2人、文山チワン族ミャオ族自治州2人)、江西省11人(南昌市10人、宜春市1人)、広西チワン族自治区11人(防城港市8人、崇左市2人、百色市1人)、河南省10人(焦作市5人、周口市3人、鄭州市2人)、広東省8人(深セン市3人、東莞市3人、汕尾市1人、清遠市1人)、陝西省5人(安康市)、浙江省4人(嘉興市2人、杭州市1人、金華市1人)、黒竜江省3人(ハルビン市1人、七台河市1人、綏化市1人)、内モンゴル自治区2人(フフホト市)、重慶市1人(南岸区)の計4333人。前日に続いて新型コロナの流行開始以来で最多となった。

 香港・マカオと陸で接する広東省では、今年に入って以降、珠江西岸(マカオ寄り)の珠海市と中山市、珠江東岸(香港寄り)の深セン市と東莞市をそれぞれ中心として断続的に市中感染確認例が出現している状況で、3月26日まで43日連続。近日の同省の感染確認数は低位を維持しており、状況が落ち着きつつあるとみられる。

 吉林省では連日4桁台の新規感染者が確認され、深刻な状況が続く。上海市では7日連続で無症状患者の数が高止まりしているが、感染確認(症状の出現)に至るケースの増大には至っていない。上海市当局は26日の会見の中で、同市の特性を考慮し、全市規模でのロックダウンを実施しないとする従来方針に変わりがないことを強調した。

 3月26日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数は2万7567人(うち輸入性が996人)で、重症者は53人(うち輸入性1人)。無症状の患者3万4508人(輸入性1338人)が医学観察下にあるとのこと。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「動態清零(ゼロコロナ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。しかしながら、昨年11月下旬以降、各地で散発的な再流行が断続的に出現。省市区を越えて伝播したものもあれば、一部地域にとどまるものもあり、最初のきっかけとなった感染源もさまざま。

 マカオ特別行政区では3月26日まで167日連続市中感染確認例ゼロとなった一方、香港特別行政区では昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が始まった。2月以降は感染確認数が急増しており、第5波開始以来、3月26日までの累計は約110.7万人、死亡率は約0.62%に。3月初旬にピークを過ぎたとされ、26日には約1ヶ月ぶりに新規感染確認数が1万人以下となったが、依然として高止まりが続く状況。目下、香港ではステルスオミクロンの伝播が主となっているとされる。公立病院の隔離病床及び市中の隔離施設が深刻なキャパシティ不足に直面しており、中国中央のサポートを経て仮設施設の建設、医療支援チームの受け入れなどが進む。

 上述の通り、マカオは安定を維持しているものの、近日は中国本土で出現した感染例の濃厚接触者あるいは二次接触者に認定され、隔離検疫の対象とされるケースや輸入品に付着したウイルスの発見も相次いでおり、流入に備えて防疫措置が引き締めとなっている。

中国・上海(資料)—本紙撮影

中国・上海(資料)—本紙撮影

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