マカオ、消費者物価指数が10ヶ月連続上昇=2022年4月

 マカオ政府統計調査局が5月23日に公表した資料によれば、今年(2022年)4月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.56で、前年同月から1.06%の上昇だったとのこと。10ヶ月連続で上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリン、電気、航空券価格の値上がりを挙げ、住宅家賃、通信サービス費、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭用設備・サービス(+11.02%)と交通(+7.64%)の指数が上昇した一方、通信(-10.34%)は下落。

 また、今年4月の総合消費者物価指数は前月から0.16%上昇。ホームヘルパー報酬とガソリン価格、さらに一部民間駐車場賃料の上昇を受けて、家庭用設備・サービスと交通の価格指数がそれぞれ1.37%、0.43%上昇。野菜小売価格は下落したが、果物と外食サービス費が上昇したことで、食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.10%上昇。一方で、レジャー・文化とその他商品・サービスの価格指数はそれぞれ0.15%、0.13%下落。

 今年4月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.67%上昇。このうち、家庭用設備・サービス(+6.17%)と交通(+5.80%)が顕著な上昇だった。

 今年1〜4月の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から0.98%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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