7月CPI、対前年5.38%上昇

マカオ政府統計調査局は8月21日、今年(2013年)7月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は123.86となり、対前年5.38%の上昇。主要因として外食費、住宅家賃の上昇を挙げている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の9.04%、医療費の6.41%の増で、主に家賃、外来診療サービス、外食及び生鮮食品価格の上昇に伴うもの。一方、教育及び通信費用はそれぞれ3.14%、2.66%の下落。

今年7月のCPIは前月との比較で0.43%上昇。パックツアー価格及び住宅サービス価格の上昇により、レジャー・文化と住宅・燃料価格指数がそれぞれ3.01%、1.03%上昇。逆に、夏物衣料の値下げ販促が行われたことにより衣類・履物価格指数が2.16%下落した。

今年7月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.47%増。うち住宅及び燃料、食品及びアルコール飲料がそれぞれ8.54%、6.95%と指数の上昇が目立つ。一方、教育費の指数はそれぞれ2.69%の下落だった。

今年1-7月の消費者物価平均指数は対前年同期比5.27%上昇。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府ではによる市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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