中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は585人…オミクロンBA.5.1.3の流行出現の海南省が過半=8/5

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月6日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月5日の中国本土における新規市中感染確認者数は310人(前日から148人増)だったとのこと。内訳は海南省262人、内モンゴル自治区22人、広東省11人、浙江省7人、広西チワン族自治区4人、重慶市3人、四川省1人。このうち浙江省の7人、海南省の7人、重慶市の2人、広西チワン族自治区の1人の計17人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは294日連続で、2日連続100人超となった。

 市中の無症状感染例は275人(前日から27人増)。内訳は浙江省95人、海南省46人、新疆ウイグル自治区42人、河南省28人、広西チワン族自治区27人、河北省8人、山東省7人、新疆生産建設兵団6人、内モンゴル自治区4人、吉林省2人、安徽省2人、重慶市2人、甘粛省2人、天津市1人、貴州省1人。

 無症状を含む新規感染者数は585人で、3日連続増となった。近日はアップダウンを繰り返す状況。

 8月5日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は1772人(うち輸入性が599人)で、重症者は1人(輸入性1人)。無症状の患者5238人(輸入性647人)が医学観察下にあるとのこと。

 省区市別で最多となったのは海南省で、過半数の262人。同省では8月2日以降に三亜市を中心に感染例が急増し、オミクロンBA.5.1.3の流行であることが発表されている。市当局は防疫情勢がかなり深刻であるとし、6日午前6時から準ロックダウンに相当する静態管理状態に突入した。海南省はリゾート地として知られるが、目下およそ8万人の旅客が三亜市内に滞留しているという。

 香港・マカオに隣接する広東省では、近日落ち着いた状況が続いたが、5日は2桁(13人)の感染例が出現。このうち9人が地理的に海南省と近い湛江市の雷州から報告されたもの。他にも浙江省で感染例が3桁となるなど、各地で再流行が散発しており、ウイルス型もさまざま。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では4〜5千前後(輸入性含む)となっている。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。マカオと広東省珠海市との間では、3日午後6時から条件付きの隔離検疫免除による相互往来が約1ヶ月半ぶりに再開した。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ警察総局は2月22日、旧正月の春節前後にあたる1月22日から2月18日にかけて同局の指揮及…
  2.  マカオ政府統計調査局は2月22日、昨年第4四半期(2023年10〜12月)及び通期の旅客消費調査…
  3.  マカオ治安警察局は2月21日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルの客室で中国人(中…
  4.  澳門海關(マカオ税関)では、各イミグレーション施設でリスク管理システム及び最新設備を用いるなど、…
  5.  香港衛生署衛生防護センターは2月21日、1人の児童のB型インフルエンザ重症例について調査を行って…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2023年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ国際空港を拠点とするマカオ航空(NX)によれば、2024年1月31日までの期間限定で成田・…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の女性アイドルグループ「高嶺のなでしこ」が2月1日にマカオ・コタイ地区にあるロンドナーシアタ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年2月号
(vol.128)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun